ためされた地方自治 2008年度 第4回女性人権活動奨励賞(やより賞) ─第4回やよりジャーナリスト賞─
「ためされた地方自治」 山秋 真さん
<プロフィール>
日本大学芸術学部卒。神奈川県出身。原発立地問題にゆれた石川県珠洲(すず)市とその関連裁判へ通い『ためされた地方自治─原発の代理戦争にゆれた能登 半島・珠洲市民の13年』を上梓。珠洲市における草の根民主主義のうねりとともに、それまで表面化してこなかった原発用地工作の実態を描いた。原発問題の 現地で日常生活がどんな影響をうけるかを、「よそ者」の「女性」である「わたし」の視点もいれながら具体的に伝えようと試みてもいる。実像を把握せずに未 来を構想することはできない以上、「ここに皺がある」という声を生みだす力、それを聴く力こそ社会の生命線という見地から、社会の皺よせをこうむる人びと の声に耳を研ぎ澄ます活動を志向。
「やより賞」選考委員
<やよりジャーナリスト賞>
池田 恵理子(テレビ・プロデューサー)
北原 恵(甲南大学教員)
辛 淑玉(人材育成コンサルタント)
竹信 三恵子(新聞記者・ジャーナリスト)
丹羽 雅代(アジア女性資料センター運営委員)