奈良時代からの伝統を引き継ぐという福光麻布の「いざり機」を復元しています。
「福光麻布の会」facebookをご覧ください。
「うたわれよ~ォ わしゃはやす」
おわらの季節がやって来ました。
この時ばかりは八尾は熱いです。
「風の盆」の9月1日から3日の間、
哀調溢れるおわら踊りが町中繰り広げられます。
ところで、この「風の盆」誰が命名したのでしょうか?
『おわらの記憶』(桂書房刊)を読むと、
明治の中ごろには「豊年盆」といって、
9月4・5日に若者が三味線を弾いて騒ぎまくり、
うるさくてしょうがないという記録が載っています。
「風の盆」という言葉は、本来は「豊年盆」と言われていたが、
この頃は台風がやってくる時期だからであったようです。
ところで明治30年頃に突如として「おわら節」が出現します。
新聞記事は「盆遊び」と報道しています。
昭和に入って現在踊られている新踊りが登場します。
八尾も当初はこんなに賑やかではなかったのですが。
色々な人が色々仕掛けて今があるように感じます。
暑い夏です。
そして今年も暑いとやま祭りが8月8日・9日開催されます。
これに向けて、松川茶屋の滝廉太郎号を屋形船に艤装しました。
そして先日キックオフとなる講演会や酒宴を催しました。
ところで「とやま祭り」では
今回も船着場で第2回目となる「富山の回顧展」を開催します。
併せて
「万治年間富山町旧市街図」と現在の富山市基本図を重ねた絵図を
大きなパネルにして松川茶屋で展示します。
2500分1の縮尺です。
この絵図からは、
周囲が6kmに及んだ佐々成政時代の富山城についての詳細や
この城が破城された遺構も伺い知る事ができます。
希望者には、この絵図の解説も行う予定です。
ぜひ松川茶屋に足をお運びください。