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江戸の笑い

江戸期は小咄をはじめ笑いの文学隆盛の時代、一役買ったのが漢文笑話。小咄に簡潔さをもたらし、漢文の修練にも役立った。1824年、北陸を代表する漢学者・寺崎蛠洲も漢文笑話集『囨譚』を上梓。本書は初学者も楽しめるそのテキストの平易な解説。

著 者:
磯部 祐子
定 価:
¥1000(税込:¥1080)
発行日:
2012.4
ISBN:
978-4-905345-24-4
判 型:
四六判
頁 数:
110 頁
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目次

プロローグ

漢文笑話誕生の背景
一、笑話の歴史と江戸時代の笑い…2
二、笑話で学ぶ漢文…7
三、日本の漢学文化 唐話学の広まりと中国小説の流布…9
四、文化文政の越中 学問の広がりとその知識文化…11

漢文笑話『囨譚(へんたん)』の作者
五、寺崎蛠洲(れいしゅう) その人と作品…14

漢文笑話『囨譚』の世界
六、『囨譚』その序…24
七、『囨譚』その作品…32
八、『囨譚』の笑いについて…92
九、『囨譚』に影響を与えた作品…95

エピローグ…108