評伝 石崎光瑤
富山県福光出身。大正・昭和前期に官展で活躍した京都画壇の日本画家「光瑤(こうよう)」。
写実性と装飾性が美しく融合した画境は、近代花鳥画の頂点を成した。真美を希求し続けた光瑤の画業の背後にある様々なファクトを探る。
- 著 者:
- 渡邊一美
- 定 価:
- ¥2400(税込:¥2640)
- 発行日:
- 2024.07.13
- ISBN:
- 978-4-86627-155-2
- 判 型:
- 四六判
- 頁 数:
- 368 頁
目次
序
凡例
揺 籃
第一章 石崎光瑤のルーツと父の肖像
ふるさと 福光
石崎家のルーツ
父 石崎和善の肖像
父 石崎和善の業績
父 石崎和善と自由民権運動・分県運動
父 石崎和善と海運業
父 石崎和善の晩年
第二章 琳派との出会い 初めての師 山本光一
少年 石崎猪四一(光瑤)
博識の人 谷村西涯のみちびき
初めての師 山本光一との出会い
山本光一と起立工商会社
山本光一と納富介次郎・林忠正・円中孫平
北陸美術界における山本光一
画家 石崎光瑤の誕生
師 光一との別れ 独学の時
青 雲
第三章 京都画壇の巨星 竹内栖鳳との出会い
明治時代前期の日本美術界
竹内栖鳳
竹内栖鳳とパリ万国博覧会
日本画の近代化と竹内栖鳳
憧れの栖鳳門へ
栖鳳塾での学び
栖鳳の教え 光瑤の努力
徴兵 日露戦争 父の死
第四章 光瑤を支えた人々
ふるさと富山の人々の支え
① 南砺市(福光・福野・井波)・砺波市方面
② 高岡市(高岡市・伏木)方面
③ 射水市(新湊)方面
④ 富山市・その他方面の人々
第五章 光瑤と山 北アルプス山行 剱岳絶頂へ
北アルプス山行
日本山岳会
剱岳登頂
日本山岳会会員との交流
光瑤と写真
山から得たもの
第六章 再出発 文展での活躍と研鑽
送別会 ふたたび京都へ
光瑤と土田麦僊
伊藤若冲との出会い
文展での活躍と苦悩
京洛の襖絵の研究
飛 翔
第七章 インドへ
インド行の理由
当時のインド情勢と日印関係
周到な準備
船 出
聖蹟を巡る
カルカッタ
ヒマラヤを臨む旅 サンダクプへ
マハデュム峰登頂
光瑤の胆力
インド行の記録
光瑤自身の資質
第八章 新しき花鳥画の誕生
国家意識から個人意識へ
国画創作協会の発足
竹内栖鳳と国画創作協会
光瑤と国画創作協会
文展特選受賞《熱国妍春》
結 婚
第一回帝展特選《燦雨》
上村松篁と《燦雨》
人気作家ゆえの苦悩
さまざまな挑戦《雪》
近代花鳥画の一頂点《白孔雀》
第九章 蹉跌と苦悩 ヨーロッパ遊学
帝展審査員として
ヨーロッパ遊学
休 息
豊 穣
第十章 飽く無き挑戦
若冲 西福寺襖絵《仙人掌群鶏図》の発見
復 活
東西の融合美《野鶴》
気韻生動と余白《春律》
静謐と華麗《寂光》
鹿ケ谷の画室と庭
羅馬開催日本美術展覧会《藤花孔雀之図》
至 高
第十一章 成熟していく画風
写生について
省略と空間の美《惜春》
インド再訪
石 崎 塾
高野山真言宗 総本山金剛峯寺奥殿襖絵
光瑤と鳥
帝展松田改組から新文展へ
京都市立絵画専門学校教授就任
余韻と空間《霜月》《晨朝》
市井展
戦争という枷《隆冬》
『林蘭居画冊』と『蘋洲遺墨』
竹内栖鳳の逝去
第十二章 至高の花鳥画をもとめて
中国古画の研究
真の姿を描く《聖苑》《聚芳》
病 と 死
父と子 石崎宏矩氏のこと
あとがき
石崎光瑤年譜
凡例
揺 籃
第一章 石崎光瑤のルーツと父の肖像
ふるさと 福光
石崎家のルーツ
父 石崎和善の肖像
父 石崎和善の業績
父 石崎和善と自由民権運動・分県運動
父 石崎和善と海運業
父 石崎和善の晩年
第二章 琳派との出会い 初めての師 山本光一
少年 石崎猪四一(光瑤)
博識の人 谷村西涯のみちびき
初めての師 山本光一との出会い
山本光一と起立工商会社
山本光一と納富介次郎・林忠正・円中孫平
北陸美術界における山本光一
画家 石崎光瑤の誕生
師 光一との別れ 独学の時
青 雲
第三章 京都画壇の巨星 竹内栖鳳との出会い
明治時代前期の日本美術界
竹内栖鳳
竹内栖鳳とパリ万国博覧会
日本画の近代化と竹内栖鳳
憧れの栖鳳門へ
栖鳳塾での学び
栖鳳の教え 光瑤の努力
徴兵 日露戦争 父の死
第四章 光瑤を支えた人々
ふるさと富山の人々の支え
① 南砺市(福光・福野・井波)・砺波市方面
② 高岡市(高岡市・伏木)方面
③ 射水市(新湊)方面
④ 富山市・その他方面の人々
第五章 光瑤と山 北アルプス山行 剱岳絶頂へ
北アルプス山行
日本山岳会
剱岳登頂
日本山岳会会員との交流
光瑤と写真
山から得たもの
第六章 再出発 文展での活躍と研鑽
送別会 ふたたび京都へ
光瑤と土田麦僊
伊藤若冲との出会い
文展での活躍と苦悩
京洛の襖絵の研究
飛 翔
第七章 インドへ
インド行の理由
当時のインド情勢と日印関係
周到な準備
船 出
聖蹟を巡る
カルカッタ
ヒマラヤを臨む旅 サンダクプへ
マハデュム峰登頂
光瑤の胆力
インド行の記録
光瑤自身の資質
第八章 新しき花鳥画の誕生
国家意識から個人意識へ
国画創作協会の発足
竹内栖鳳と国画創作協会
光瑤と国画創作協会
文展特選受賞《熱国妍春》
結 婚
第一回帝展特選《燦雨》
上村松篁と《燦雨》
人気作家ゆえの苦悩
さまざまな挑戦《雪》
近代花鳥画の一頂点《白孔雀》
第九章 蹉跌と苦悩 ヨーロッパ遊学
帝展審査員として
ヨーロッパ遊学
休 息
豊 穣
第十章 飽く無き挑戦
若冲 西福寺襖絵《仙人掌群鶏図》の発見
復 活
東西の融合美《野鶴》
気韻生動と余白《春律》
静謐と華麗《寂光》
鹿ケ谷の画室と庭
羅馬開催日本美術展覧会《藤花孔雀之図》
至 高
第十一章 成熟していく画風
写生について
省略と空間の美《惜春》
インド再訪
石 崎 塾
高野山真言宗 総本山金剛峯寺奥殿襖絵
光瑤と鳥
帝展松田改組から新文展へ
京都市立絵画専門学校教授就任
余韻と空間《霜月》《晨朝》
市井展
戦争という枷《隆冬》
『林蘭居画冊』と『蘋洲遺墨』
竹内栖鳳の逝去
第十二章 至高の花鳥画をもとめて
中国古画の研究
真の姿を描く《聖苑》《聚芳》
病 と 死
父と子 石崎宏矩氏のこと
あとがき
石崎光瑤年譜