元禄の「グラミン銀行」
—加賀藩「連帯経済」の行方
元禄10(1697)年貧民に無担保で金を貸す仕法を開始、日用人たちの米の共同購入、米価高騰期に移出船が港町に米の一部を置いていく仕法と三つの実践が200年維持された加賀藩新川郡の〈社会的連帯経済〉を初報告。
- 著 者:
- 勝山敏一
- 定 価:
- ¥2000(税込:¥2200)
- 発行日:
- 2023.11.10
- ISBN:
- 978-4-86627-143-9
- 判 型:
- 四六
- 頁 数:
- 210 頁
目次
忘れられた日本のモラル・エコノミーを掘り起こす貴重な試み 山森 亮
初めに
一章 「宿続き銀」と「除け銭」仕法
米留め騒動と米価公定
モラル・エコノミーとは
続き銀仕法と連帯
困窮する宿と馬借銀
宿続き銀仕法のその後
越中西部の馬借銀
除け銭仕法と連帯
二章 置き米仕法の創始
米価高騰と米市場
「不作・不漁」による不穏の気
六万五千石の焼失と大坂廻米
置き米仕法の創案
三章 明治維新後の仕法の行方
置き米仕法を禁じられる
除け銭の行方
宿続き銀仕法の行く末
終わりに
付 重要史料の原文など
あとがき
初めに
一章 「宿続き銀」と「除け銭」仕法
米留め騒動と米価公定
モラル・エコノミーとは
続き銀仕法と連帯
困窮する宿と馬借銀
宿続き銀仕法のその後
越中西部の馬借銀
除け銭仕法と連帯
二章 置き米仕法の創始
米価高騰と米市場
「不作・不漁」による不穏の気
六万五千石の焼失と大坂廻米
置き米仕法の創案
三章 明治維新後の仕法の行方
置き米仕法を禁じられる
除け銭の行方
宿続き銀仕法の行く末
終わりに
付 重要史料の原文など
あとがき