姫君の日常
殿様の家姫の日常を記した記事が、桂書房が採集した明治末の頃の新聞に乗っていました。
起床 午前6時
朝飯 午前7時 一汁
間食 午前10時 菓子
午飯 12時 一汁一菜 (焼魚又は煮魚)
間食 午後3時 菓子
夕飯 午後5時 一汁一菜 (焼魚又は煮魚)
御両親への伺候 (朝食前と就眠前)
入浴 冬季は3日に一回。夏季は毎日。
衣服 冬物は一月に一着取換え。夏物は五日ごとに取換え。
夜具 夏冬ともに大小にて一重。
運動 室内のみ。庭園に出るのは稀れ。
学習 4歳より手習い。成長するごとに読書。琴。花、その他技芸を習う。
居室 子女誕生とともに屋敷の四・五間数を定め、世帯道具を新調。
侍人 付人一名。乳母二名。
(一部添削してあります)