天下道
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歴史はおもしろいです。
特に日本海交流史が面白いです。
日本海というのは内海です。
この内海を支配したのが太古の昔は「大国主の命」で、古代から中世にかけては安東氏だったのかはと考えます。
この安東氏は鎌倉以来、鎌倉時代末期から南北朝時代を通し津軽十三湊を本拠地とし栄えました。
十三湊以外の安東氏の遺跡としては、北海道・江差に近い上ノ国にある勝山城は空前のスケール。
また南下し秋田郡に拠った一族は上国家を称し、築いたのが脇本城。
安東氏は、若狭の羽賀寺を再建し「日之本将軍」という称号を得ています。
私は数年かけて安東氏の遺跡を尋ねましたが、秋田県男鹿半島に築かれた脇本城に残る「天下道」には驚きました。
脇本集落横を通る市道がトンネルに入る手前から菅原神社に至る参道があり、神社脇を過ぎると城内に入ります。
この道を「天下道」と称すとの事です。
この「天下道」は船越方面から脇本集落を抜け、内館の脇本城内に入り船川・北浦方面に抜ける道で、つい最近まで生活道として使われていました。
この「安東氏探訪記」をブログに連載していきたいと思います。